整備の扉
洗濯機の分解清掃
洗濯をしていると洗濯物に茶色いワカメのような物が付着していて気になりました、調べて見ると全自動洗濯機は構造上カビが発生するらしいのです、それが溜まってくると洗濯と同時に剥がれ落ちそれが洗濯物につくらしいのです。洗濯は衣類を綺麗にするための作業なのに逆にカビだらけにしてしまうと言う事になっているのでここは思い切って分解清掃してみます。
これか今回の洗濯機です、カビ取りクリーナーで洗浄するとしばらくは良いのですが根本的な解決にはならないので完全にカビを落とします。
給水ホースと風呂水み上げホースを取り外します。
ねじ込み式と差し込み式になっているので簡単に外せます
これが今回使う道具一式です。
左からバケツ、プラスドライバー、10mmのボックスレンチ、カッター、カビ取り剤、歯ブラシ、たわし。
たったこれだけで出来ちゃうんです簡単でしょ?
天板のネジ2本と背面パネルのネジ4本を外します。この下にあと2本ネジがあります
操作パネルを外すために化粧蓋を外します
ここにネジが隠れていますのでこの2本を外します。
操作パネルを外すにはネジを外しただけでは外れませんモーターの制御用コードがキチキチなので緩めないと断線してしまいます。コードクランプがネジ留めされていますので外します。
背面の脇に沿って配線が這っているのでそのクランプも外してコードに十分な余裕を持たせておきます。
コードに十分な余裕があると難なく外れてくれます。
天板は爪が引っかかってますので手前に引きながら上に持ち上げると外れます。
この機種ではうまく外れないようなのでひもで引っ掛けて落ちないように固定します。ここまでするのに天板4本裏パネル4本コードクランプ1本の計9本外しただけでできます。
背面パネルを外すと洗濯槽の外側が見えます、半透明のプラスチック製で何となくそれほど汚れているようには見えませんが分解してみるとこれがかなり汚かったです。
洗濯槽の蓋は良く見るとクリップみたいな構造で引っ掛けてあるだけのようですので爪を折らない様に慎重に外します。
6ヶ所外すと簡単に取れます以外と簡単に取り付けてあります。
洗濯羽根のセンターのネジはゆっくり回すと共回りしてしまいますので一気にトルクをかけて一瞬で緩めるようにするのがコツです。
洗濯羽根はシャフトに密着しているので簡単には外せません羽根を指でつかんでこじるようにしながら少しずつ持ち上げると外せます。裏側は予想以上に汚くてビックリですがこうでなくてはやり甲斐が無いってもんですよ!!
洗濯槽本体の取り外しに入ります。ここはさすがに高速回転をするところなのでモーターとがっちり固定されています。10mmのボルト4本で留まっていますが直接水がかかるためにサビサビですので緩めるのも一苦労です。こちらもショックを与えながら一瞬で緩めないと共廻りしちゃいます。
取り外したボルトです、水のためにサビだらけですのでブラシで磨く方がいいでしょう。
洗濯槽本体はかなりの重さなので注意して下さい、腰を痛めます。画像では分かりにくいですが外側はものすごい事になってます。
洗濯槽の外壁ですがこれは特に外さなくても清掃できますのでそのままで掃除します。ここもたわしでゴシゴシすれば簡単に落とせますのでしっかり落としておきましょう。排水弁が閉じているので水が溜まっていますが組み上げ後排水すればOKです。
先ほど裏側から見たときはさほど汚れていないように見えましたしたが実際はかなり汚れています、この中で洗濯物を洗っていたんです(汗)皆さんのお家も一緒ですよ!!
洗濯槽も水をかけながらたわしでゴシゴシすれば綺麗になりますので根気良くブラッシングしましょう。入り組んでいて磨きにくいところだけカビ取り剤をかけてもいいと思います。
洗濯羽根の裏側もゴシゴシします、ここは強度確保のため出っ張りが多いので狭いところは歯ブラシで磨きます。
きれいさっぱりになりましたこんなにピカピカになって幸せな洗濯機です(笑)
逆の手順で組み立てていったん排水した後水をいっぱいに入れてから洗濯します、目に見えないカスやゴミを洗い流します。
最後にコミ取りネットを掃除して完了です。
元の位置に戻して給水ホース、風呂水汲み上げホース、コンセントを繋いで終了です。どうです簡単でしょう?ここまでやって撮影しながらでしたが2時間ぐらいですので撮影しなければもっと早いでしょう。車を洗車するより洗濯機を洗った方が効果は抜群です、これでしばらくは洗濯物にはカビなどは付きませんが半年とか1年でまた汚くなりますから定期的なケアが必要です。
毎日洗濯の後は蓋を閉めないで開けて中を乾燥させるとカビの発生を少なく出来ます。
"全自動洗濯機のECO掃除" このページに出会ってなければこの企画は出来ませんでした、ENO538さんありがとうございます。
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